元金均等の意味を分かりやすく解説

2019/4/15更新

元金均等とは?

元金均等返済(がんきんきんとうへんさい)とは、住宅ローン等の返済方式として一般的に用いられる返済方式で、毎月の返済額のうち、元金分が一定となる返済方式のことです。毎月の返済額は、元金と利息の合計の金額となりますが、元金均等方式の返済の場合、毎月の返済額のうち元金額が一定となります。返済開始当初は、返済額の中に利息額の割合が高く返済額も多くなりますが、返済が進むに従って、利息が少なくなり、返済額が少なくなります。金利計算シミュレーション機能を使えば、毎月の返済額の中の元金額と利息額の割合を図で分かりやすく見ることができます。

元金均等返済の特徴、メリット、デメリット

元金均等返済の一番の特徴は、支払期間が進むにつれて、返済額(元金+利息の合計)が徐々に減っていくということです。一般的に使われる元利均等返済と比べると、元金均等返済には次のようなメリットがあります。

メリット: 返済が進むほど、月額返済額が少なくなっていく

元金均等返済は、借入日に近いほど月額返済額が多く、毎月の返済が進むにつれて、徐々に月額返済額が減っていきます。転職や定年退職などで将来収入が減ったとしても、生活への影響が少なくなるメリットがあります。

メリット: 元金返済が早く進むので金利上昇の影響を受けにくい

元金均等返済は、元金の返済が早く進むため、将来金利が上昇したとしても返済額が多くなるという影響を受けにくいというメリットがあります。なお、元金均等返済を選ばない場合も(元利均等払いの時も)、繰上返済を行うことにより、元本返済を進ませることもできます。

デメリット: 元金均等返済を選べない場合が多い

一般的な住宅ローンでは、元利均等返済しか選択できずに元金均等返済を選べない場合が多いです。元金均等返済を行いたいのに使えないということです。なお、フラット35は返済方式に元金均等方式を選択できることがフラット35のメリットの一つです。

元金均等 計算、元金均等返済シミュレーション

ローン計算では、「返済方法」で「元金均等」を選択することにより、簡単に元金均等返済シミュレーションを行うことができます。

関連用語: 元金, 元本, 利息, 元利均等, 元金均等, 繰上返済
関連コンテンツ: 住宅ローン, フラット35