アウトレットマンションの意味を分かりやすく解説

アウトレットマンションとは?

アウトレットマンションとは、新築マンション新築未入居マンションのうち当初販売(予定)価格から大きく値下げされたマンションをいいます。 次のような理由により値下げして販売されます。

  1. モデルルームや販売事務所として使われた部屋
  2. 長期間売れない売れ残りの部屋
  3. 何らかの理由により品質が劣る部屋など、訳あり物件
  4. 新築後1年経過しても売れない新築未入居物件

アウトレットの魅力とは?

アウトレットマンションは価格が安い

アウトレットマンションの一番の魅力は価格が安いということです。当初販売価格から2~3割、あるいはそれ以上値下げ・値引きされるマンションもあります。

アウトレットマンションは既に完成済みの場合即入居できる

一般的なマンションは竣工までに何ヶ月~1年以上前から販売されており、申込・契約を行っても入居までに長い時間が必要です。 しかし、アウトレットマンションは、一般的に完成済みの売れ残りマンションのため、契約するとすぐに入居できるというメリットがあります。

アウトレットの欠点とは?

アウトレットマンションは好きな間取りや内装の選択肢が限られる

アウトレットマンションは、既に完成済みで売れ残りの物件が多く、間取りが限られる(不人気の間取りが残る)や、デザインの自由が無い(新築マンションの場合デザインセレクトできる物件が多くありますがアウトレットマンションは既に完成済み)というデメリットがあります。

アウトレットマンションを探す方法とは?

2000年代前半に、「アウトレットマンション」という言葉が話題になった時代もあったが2018年現在アウトレットマンション市場は盛り上がっていません。以前、アウトレットマンション専門サイトが立ち上がったこともありますがいつのまにか消えてしまいました。それだけマンションが売れる時代になったのかも知れません。アウトレットマンションという言葉が無くなったとしても、在庫処分のために値下げしてでも早く売り切ってしまいたい、という気持ちがマンション販売会社にはあります。なぜなら、モデルルームを運営するのにも、また販売を続けるために広告を出稿するにもお金がかかるからです。ではその値下げしたいマンションはどこで買えるのでしょうか?マンション販売会社には値下げしてでも売りたいという気持ちがあっても、値下げしたから皆さん買って下さい!とは大きく広告出来ません。それは既に販売済みのお客様からクレームが入ったり、高価格で販売しているマンションブランドが傷付いてしまうかも知れないからです。もし、売れ残りマンションを長期間販売しているマンションや、竣工後も売れ残っているマンションが売られている場合、本当にその部屋が欲しいと思ったら販売会社に値下げ交渉してみて下さい。予想以上に値下げしてもらえるか、または、家具や照明やエアコンなどの設備をサービスして貰える可能性もあります。

新築マンションは大きく値下げできなくても、中古マンション、中古戸建ての場合は大きく値引きさせて売買成立できる可能性があります。新築住居の場合は同時に販売したお客様が多数いる場合大きく販売することは難しくても、中古住居の場合は原則売主と買主との相対取引になるため、売主様が早く現金化したい場合、またはタイミングによっては大きく値下げに応じて貰える可能性があります。では、中古物件を大きく安く購入するにはどのような手法があるでしょうか?中古物件を購入する際には、買付証明書という購入の意思を表明する書類を買主から売主へ提出します。その際、鬼のような指値を書いて提出すれば良いのです、例えば500万円で売り出されている一戸建てに、200万円で購入希望、のようにあり得ないような指値を書いて買付証明書を提出することも問題ありません。運良くその指値で購入できるか、または指値まで行かなくても大きく値下げした金額で物件を購入できる場合があります。もし買えなかったとしたら?その場合は次の物件を探して下さい。下手な鉄砲数打ちゃ当たるという言葉もあるように、運良く大幅値下げして物件を手に入れられるかも知れません。

関連用語: 買付証明書, 竣工