変動金利とは、世の中の金利の上下動に合わせて借入金利が変動する金利のことです。例えば、変動金利で年利1%で住宅ローンを組んだ後、1年後に金利が上昇して1.25%や0.85%などに上下変動します。
銀行から住宅ローン借入を行った場合、金利が急上昇したとしても5年間は月額の返済金額は変わらないというルールがあり、これを5年ルールといいます。金利が上昇しても月額の返済金額が変わらないとは、つまり、返済額に占める金利額割合が増え、元金返済額が減った状態となり、返済期間全体での金利返済総額が増えるということになります。しかし、5年間は返済額が変わらないので、短期で考えると月々の家計への影響は少なくなります。
変動金利の1.25倍ルールとは、5年毎に月額返済額の見直しを行う際、金利が急上昇したとしても、月額返済額は最大1.25倍までしか上がりませんというルールをいいます。例えば、ローン返済額が月額5万円の場合、急激な金利上昇があったとしても、返済額は5万円×1.25倍=62,500円までしか上昇しません。金利の急上昇に伴い月額返済額の上昇幅は抑えられるので短期で考えると月々の家計への影響は少なくなりますが、中長期で考えるとローン残高の減りが少なくなり、つまり借入期間全体での支払金利総額は多くなります。
上記で説明した5年ルール、1.25倍ルールについては金融機関によって異なりますので、詳しくは、ローン相談を行う際に金融機関におたずね下さい。
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